CakePHP コアチームは CakePHP 3.0.5 が入手可能になったことをお知らせいたします。これは3.0系のメンテナンスリリースになります。
バグフィックス
以下のような変更を行いました。すべての一覧はこちらから、各コミットを参照してください
- Filesystem ライブラリは composer 経由で独立したパッケージとして利用できるようになった
- QueryLogger は 10 以上のプレースホルダーがある場合にパラメータを正しく書き換えられるようになった
- 日時入力で、秒入力の要素を正しくレンダリングするようになった。これまでは00を含めていなかった
- belongsToMany _joinData のマーシャリングの改善。新規もしくは既存のエンティティが混ざっていても正しくマーシャリングできるようになった
- InstanceConfigTrait はネストしたデータを正しく削除できるようになった
- SQLite のフィクスチャは主キーのカラムをすべてのシチュエーションで正しく生成できるようになった
- エンティティのプロパティ・キャッシュが控え目に動作するようになった。ミューテータキャッシュはどのプロパティが変更されても無効にされるようになった
- マーシャリング時にbelongsToManyのレコードが存在する場合、関連の条件は使用されなくなった
- i18n シェルで、異なる文脈のメッセージを別のエントリーとして po ファイルに作成するようになった
- HttpClient のファイルアップロードで、@構文は非推奨になった。代わりにリソースハンドルを使用できる。@構文はユーザの提供データでは安全ではなく、CakePHPの将来のバージョンで削除される予定
- SQLServer で、BLOBフィールドはリソースハンドルに変換される前に16進デコードされるようになった
- FormHelper は 日時ピッカーで 「default => true」と指定されない限りデフォルトに現在の日時をセットしなくなった。これにより、null可のdatetime型のフィールドの取扱が簡単になった
- QueryExpressions で、サブクエリを含む場合に正しく丸括弧で括るようになった
改善点
3.0のパッチリリースとして、より小さい自動処理に耐えられるS3を用意することにしました。新機能は継続的に公開していきます。3.0.5では以下の仕様が追加されました。
- Validator::addNested() と Validator::addNestedMany() の追加。これらのメソッドにより、ネストした配列のプロパティを生成するようになった
- Collection::unwrap() の追加
- Folder::copy() は非再帰モードをサポートするようになった
- Collection::zip() と Collection::zipWith() の追加
- Form と Validator オブジェクトに __debugInfo() メソッドが実装された。これにより DebugKit と debug() の出力が改善された
CakeFest 2015 Tickets
CakeFest 2015はあと11日後にニューヨークで始まります。
チケットをまだお求めでないなら、まだ間に合います。
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