CakePHP 1.3.9 と 2.0.0-alpha がリリースされました

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By markstory

CakePHPコアチームより、CakePHP1.3.9と2.0.0-alphaが入手できるようになったことをお知らせいたします。

CakePHPコアチームより、CakePHP1.3.9と2.0.0-alphaが入手できるようになったことをお知らせいたします。1.3.9は、1.3系のバグ修正・メンテナンスリリースになります。2.0.0-alphaは2.x系の最初のアルファリリースであり、APIは確定ではありませんし、プロダクションシステム向けでもありません。3月にCakePHP 1.3.8をリリースしてから、45以上のコミット[1]がなされ、25のチケットが解決されました。アプリケーションへの影響がありそうないくつかの変更を含んでいます。

1.3

  • 1.3.8で入り込んだ、-appフラグが正しく動作しない件が修正されました。
  • MySQLドライバはjoinが明示的に指定されない限り、削除クエリ実行時にjoinしません。
  • TextHelper::autoLinkEmail()はトップレベルドメインが指定されない場合にはeメールアドレスのリンクを生成しません。
  • CakeSocket::write() が遅いサーバでもうまく動作するよう改善されました。
  • フィクスチャがいくらか強化され、フィールドの並び順やフィールドの欠落などで誤ったエラーを起こさなくなりました。
  • クッキーは、上位レベルのキーが削除された場合に再帰的に削除されます。
  • Xml::toArray() が更新されたことに伴い、多様なxmlフォーマットに対応しました。
  • MemcacheEngine は持続的接続を正しくサポートするようになりました。
2.0の開発は戻ってきたおなじみの顔ぶれや新しいコミッタたちと共に早い勢いで進んでいます。2.0.0-dev以降、1000以上コミットされ、いくつもの大きな変更が加えられています。そのひとつはファイル名とディレクトリ構成の規約の変更です。全てのディレクトリとクラス名はキャメルケースで表現され、ファイル名とクラス名は精確にマッチすることになります。ファイル名の変更については、App::uses()という新しいローダーが追加されました。このローダーは遅延読み込みをサポートしており、新しいディレクトリ構成に最適です。ほかにも次のような大きな変更が加えられています。
  • モデルは$usesで定義されるときにはコントローラ内で遅延読み込みされるようになります。
  • Eメールコンポーネントはいくつかの小さなクラスに分割され、シェル内で再利用しやすいように調整されました。
  • Cakeプラグインが追加されました。ブートストラップとルートファイルをプラグインから利用できるようになりました。
  • Authコンポーネントはリファクタされ、拡張性や柔軟性が高くなりました。
cakephp.orgのchangelogs[2]で、すべての変更点を参照できます。現時点でのドキュメントや、2.0での変更の大半はlighthouse[3]にあります。2.0.0のための新しいドキュメントは現在更新中です。改訂中のバージョンは近いうちに公開されるでしょう。2.0.0の最終版のリリース日付はまだ確定していませんが、近いうちに公開されます。
CakeFest2011[4]についてもお知らせいたします。イギリスのマンチェスターで2011年9月に開催されます。チケットが入手できますので、お求めください。CakeFestで発表することに関心がおありでしたら、招待講演の枠はまだ空きがあります[5]。
コミット、チケット、ドキュメント編集など、フレームワークに関わっている全てのチームに感謝します。みなさんがいなければCakePHPは存在しなかったでしょう。
  • 1.3.8 changelog を参照[1](訳者注:1.3.9のchangelogですね。)
  • 2.0.0-alpha changelog を参照[2]
  • パッケージ版をダウンロード [6]

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