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CakePHP コアチームは CakePHP 3.1.6 がリリースされたことをお知らせいたします。これは3.1系についてコミュニティから寄せられた幾つかの問題を修正したメンテナンスリリースになります。
バグフィックス
3.1.5の変更点の概要は以下のとおりです。詳細はchangelogをご覧ください。
- Auth.afterIdentify イベントはステートレス認証のトリガになった
- Query::offset() が修正通りクエリをマークするようになった
- BelongsToMany アソシエーションでの find() で、結合テーブルをjoinするようになった。関連の条件がクエリに反映されるようになった
- Redis DSN 解析の修正
- FormContext::errors() で、ネストしたバリデーションエラーを扱えるようになった
- アソシエーションの bindingKey オプションに existsIn() ルールが使われるようになった
- requestAction() で、仕様通りサブリクエストでもクッキーを渡すようになった
- FormHelper で、整数で構成された文字列を UTCタイムスタンプとして扱えるようになった。整数値を処理する方法を反映
- FormHelper で、フィールド名にドットを使用し[]で終わる場合のname属性の生成の改善
- ORM\ResultSet のメモリリークの修正
- DashedRoute がベンダープリフィックスのプラグイン名を正しく扱えるようになった
- CORS ドメインハンドリングがより堅牢で制限的になった
- Postgres で、インデックスの反映がより堅牢になり、複雑なインデックス定義を取り扱えるようになった
- Postgres で、SERIAL型の列のスキーマ反映が正確に定義できるようになった
- ページネーションで、複雑なクエリでORDER句を使用した場合のバグの修正
- Windowsで、file:// パスでファイルを読み込めるようになった
- bin/cake i18n init で、ロケールを保持するようになった
小さな機能拡張
- セッション設定の実行時変更が許可されていない環境でのセッション設定の取扱いが改善された
- phpdbg SAPI が CLI と同様に取り扱われるようになった
- CompletionShellで、タスクやシェル名のサジェストが短い書式で行われるようになった。サブコマンドやタスクのためのサジェストも行われる
- PHPUnit 5 との互換性の改善
- Query::removeJoin() の追加。このメソッドはjoinの別名をもとにクエリからjoinを削除できる
- View::reset() の追加。ビューブロックの内容をリセットすることができる
いつもながら、問題報告やプルリクエストにより、このリリースの実現を支えてくれたコミュニティの皆さんに感謝します。
github よりパッケージリリースのダウンロード