CakePHP 2.7.0 がリリースされました

非推奨

• String クラスは CakeText に改名された。PHP7のHHVM周辺での衝突を避けるためのもの。互換性のためにStringクラスは引き続き提供される
• Validation::notEmpty() は Validation::notBlank() に改名された。PHP の notEmpty() 関数と混同することを避けるためと、0を有効な入力として受け付けるバリデーションであるため
• SessionComponent::setFlash() は非推奨になった。代わりに FlashComponent を使用する
• SessionHelper::flash() は非推奨になった。代わりに FlashHelper を使用する

3.0 から移行された機能

• プラグインと名前を共有するプラグインシェルはプラグインのプリフィックスなしで呼び出せるようになった。たとえば、 Console/cake MyPlugin.my_plugin は Console/cake my_plugin で呼び出せるようになった
• Configure から1ステップで読み込みと削除を行う Configure::consume() の追加
• セッションから1ステップで読み込みと削除を行う CakeSession::consume() の追加
• TreeBehavior で、新しい設定レベルが使用可能になった。これを使用してツリーノードの深さが保持されているフィールド名を指定できるようになった
• ノードの深さを取得する新しいメソッド TreeBehavior::getLevel() の追加
• Shell::param() の追加。これによりnoticeエラー無しでCLIオプションを読み込めるようになった
• RequestHandlerComponent で、csv のレスポンス時にコンテンツタイプを「text/plain」にしなくなった。これにより、jQuery や csv のレスポンスのあるアプリケーションの問題が修正される

その他の改善

• SQL データソースで、NULL可ではないフィールドを含むレコードの更新・追加時に”（カラ文字）とNULLを”（カラ文字）にキャストするようになった
• CakeSession::clear() に引数 $renew が追加され、強制的に新しいIDでセッションを更新せずにセッションをカラにできるようになった。デフォルトはtrue
• CakeEmail はコンフィグレーションを明示的に指定しない場合に‘default’の設定群を使用するようになった。たとえば、 $email = new CakeEmail(); の記述では ‘default’の設定群を使用する
• ControllerTestCase::testAction() で、URLを配列で受け取れるようになった

いつもながら、このリリースの実現のための、バグレポートやドキュメント編集、プルリクエストなどによるご協力を感謝しています。
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