元記事はこちら。
2.3.0ベータのリリースからひと月、2.3が安定版へと近づいていることをお知らせいたします。
CakePHPコアチームは CakePHP2.3.0-RC1 と 2.2.4 が入手可能になったことをお知らせいたします。2.3.0-RC1で2.3.0のAPIを確定し、現在のコードベースでバグが発見されなければ数週間で安定版になるでしょう。
2.3.0-beta以降の変更点
- ConfigReaderInterface::dump()の追加。キー値に「Plugin.keyname」の書式をサポート
- エレメントが無い場合にViewが通知するように修正。elementExists()メソッドの追加。
- コンポーネントやビヘイビアなどのオブジェクトにマッチするようHelper::$settingsを追加
- Pagination設定の調整時に、デフォルトのmaxLimitより大きい値でlimitを設定した場合に、maxLimitを指定する必要がなくなった
- Model::validator()にタイプヒンティングの追加
- PaginatorHelperのprev() と next()メソッドで、要素をラップするtagオプションでfalseを指定できるようになった
- Form->input()で、’errorMessage’=>falseを指定した場合にフィールドエラーになるが、エラーメッセージが表示されない件を修正
- Twitter BootstrapやZurb foundationや他のCSSフレームワークとの互換性の向上のためにHtmlHelper::getCrumbList()に新しいオプションが追加された。
- CakeTestCase::getMockForModel メソッドの追加
- HttpSocketにSSLピア検証を実装
- CakeSocketにcontext()を追加
- HttpResponseをHttpSocketResponseに改名。後方互換性のためにHttpResponseは引き続き存在する
- String::trim()で、Unicodeの省略記号のためバイトコードシーケンスを使用
- XmlView使用時に、ビュー変数の
_rootNode
を設定してトップレベル要素を調整できるようになった - DebugKitがインストールされていない場合にhome.ctpで警告を追加。home.ctpにオフィシャルプラグインのリストを追加
- View::startIfEmpty()を追加
- saveAssociated()で、foreignKeyをホワイトリストに追加
- RedisEngine: パスワードが設定されている時に認証接続する。
2.2.4
2.2.4は2.2系のバグフィックス/メンテナンスリリースです。以下は変更点の概要の一覧です:
- TLDバリデーションがgTLDバリデーションを受け付けるようにアップデート
- HashとSetで、空のデータをソートする場合の問題を修正
- 複数モデルのバリデーターで、バリデーションエラーのネストの問題を修正
- beforeFilterで例外がスローされた場合に、エラーページが壊れる件を修正
- HttpSocketを使用し、Xml::build()でリモートサーバーのXMLをロードしようとする場合にfile_get_contents()が警告を出す例外を適切に取得
- Content-TypeがJSONの場合、charset=UTF-8を送信
- DboSource::insertMulti()に、クエリーのログを追加
- 認証アダプタで、型キャストのルールを修正
- バリデーションルールで、required(必須)の問題を修正
- Inflector::slug()で、Ä を A に変換する処理を削除
- Model::saveAssociated()とTranslateBehaviorに関連した問題を修正
- 複合できる場合のみ$request->dataにPUT/DELETEを設定
- 必須フィールドの検知の改善
- Model::find(‘first’)は常に配列を返すようになった
- FormHelper::dateTime()で午前/午後を間違って選択した場合の問題を修正
- createSchema()が時折主キーを抜かしてしまう件を修正
- saveAssociated()で、validate=first、atomic=falseになるように修正
- SQLログで最初の200クエリではなく最後の200クエリを表示
- $_FILESに0番目のインデックスファイルがコピーされない件を修正
- autoLinkUrlsがクエリ文字列を再キャプチャするように修正
- TreeBehaviorで、主キーを事前に設定したレコードを新規保存できるように修正
- find(‘count’)で’group’オプションを使用し、結果が1グループだった場合の問題を修正
コミット、チケット、ドキュメントの編集ほか、このフレームワークに貢献してくれるすべての皆さんに深謝します。あなたがいなければCakePHPは存在しません。
パッケージリリースのダウンロード