CakePHPコアチームはCakePHP3.1.1が入手可能になったことをお知らせいたします。これは3.1系のメンテナンスリリースであり、バグフィックスと小さな機能拡張を含んでいます。
バグフィックス
3.1.1の変更点の概要は以下のとおりです。すべての変更点の一覧はchangelogをご覧ください。
- Query::contain() は、$overrideがtrueのとき、正しく上書きするようになった
- インテグレーションテストで、テーブルがない場合や他の低レベルの問題についてデータベースエラーを抑制・変化させることがなくなった。代わりに、そのようなエラーをすぐに分かるようにそのまま表示する
- RequestHandlerComponent は明示的にviewClassを使用していない場合は上書きしないようになった
- データベースパッケージの依存性の修正
- プロファイル名を使用したEメール生成が仕様通り動作するようになった
- 「virus」の複数形が「viruses」と語形変化するようになった
- ViewBuilderの非推奨に関する警告が改善された
- Validation::datetime() は「12:xx PM」の12時間表記を正しく扱えるようになった
- JsonViewで、変数が一つの場合のシリアライズがより一貫したものになった。変数が一つだけだけがセットされている場合は ‘_serialize’ => ‘var’ ではなく ‘_serialize’ => [‘var’] と推測されるようになった
- IntegrationTestCase で、文字列のPOST本文を受け取れるようになった
機能拡張
- env() で、デフォルト値を提供するためのパラメータが追加された
- Request::env() で、デフォルト値を提供するためのパラメータが追加された
- API ドキュメントの改善
- コンソールログは–verbose や –quiet フラグを受け入れるようになった
- Validator::requirePresence() はフィールドが必須かどうかを調べるコールバックを受け入れるようになった
- Validation::containsNonAlphaNumeric() の追加
- Hash::extract() は ArrayAccess オブジェクトと連携するようになった
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