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CakePHPコアチームはCakePHP 3.0.1が入手可能になったことをお知らせいたします。3.0.1は3.0系のバグフィックスリリースになります。変更点の概要は以下のとおりです:
- Security::decrypt() で、一貫した時刻文字列の比較(hash_equals)を行うことによりHMAC比較のタイミング攻撃の機会を減少させた
- FormHelperはidPrefixオプションをサポートするようになった。このオプションによりFormHelperが生成するid属性の先頭に追加する文字列を指定できるようになった
- FormHelperは各input typeにグループテンプレートを使用できるようになった。たとえば、theradioFormGroupテンプレートをラジオボタンセットに使用できる
- プリフィックスリクエストコンテキストにエレメントが含まれている場合、プリフィックスパスを参照するようになった。コントローラがプリフィックスルーティングもしくは名前空間で動作している場合、エレメントを特定するのに自動的に現在のプリフィックスをビューのパスに追加するようになった
- Postgresで、外部キーがストアドプロシージャに依存する場合にSchema反映が失敗しなくなった
- Schema反映で、money型の列を文字列として扱うようになった。通貨コードのためにORMが正しくfloat型の値をマップできなくなってしまうため
- 複数のセレクトボックスで、複雑なオプションデータ使用時に使用不可/アクティブのオプションを正しく指定できるようになった
- 複数のセレクトボックスで、name属性がカラのものを使用できるようになった
- URLフィルタは既存のリクエストコンテキストが適用される前に適用されるようになった
- CakeI18nTime は短いtimezoneオフセット書式をサポートするようになった
- 名前付きパラメータが重複している場合でもクエリログが保存されるようになった
- existsIn ルールはフィールドのリストを使用している場合にエラーメッセージを返すようになった
- RulesCheckerメソッドは失敗時に文字列を返すようになった。フィールドにルールも定義されている場合、戻り値の文字列はエラーメッセージとして使用される
- 主キーの値はエンティティ作成時に定義される。これによりアプリケーション外で生成された場合でもUUIDの互換性を保つことができる
- エンティティの保存/更新時、既存のHasManyアソシエーションは BelongsToMany アソシエーションと同じように a_ids を使用して再リンクされる
- ORM結果のハイドレイティングの大幅な改善
- PHP7 と HHVM 互換性の改善
- APIドキュメントの改善
CakeFest 2015のチケットをお求めでないなら、まだ間に合います。5/28にはCakePHPは10週年を迎えます。
変更点の一覧はこちらからご覧になれます。このリリースに関わってくださった皆さんに感謝します。バグチケット、ドキュメントの編集、パッチやプルリクエストはCakePHPを大いに活かし、支えるものです。
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