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by markstory
CakePHPコアチームはCakePHP 3.0.0-RC2のリリースをお知らせいたします。これが最後のリリース候補版となる予定で、今後6週間以内に3.0.0安定版をリリースします。3.0.0-RC1以降、コミュニティのフィードバックや多くのバグ修正、ドキュメントの改善に懸命に努力してきました。
前回の3.0.0リリースからのアップグレード
先の3.0.0リリースからアップグレードする場合、いくつか変更しなければならないことがあります。
プラグインのインストール
CakePHPプラグインのインストーラの使い方と役割が変更され、composer.json に以下の改訂が必要になります。
"require": { "cakephp/plugin-installer": "*", "cakephp/bake": "dev-master" }, "scripts": { "post-autoload-dump": "Cake\\Composer\\Installer\\PluginInstaller::postAutoloadDump" }
この追加により、プラグインは今後も正しくインストールされるでしょう。composerを使用したプラグインのインストールでは、/vendor 以下に配置されます。外部のプラグインとアプリケーション内のプラグインを明確にするために変更されました。これらを同じディレクトリに配置することは多くのユーザーの混乱のもととなってきました。
String が Text に改名された
PHP7 と HHVM に備えて、Stringクラスは Cake\Utility\Text クラスに改名されました。古いクラス名は引き続き利用できますが、将来の3系リリースで削除される予定です。
設定ファイルの変更
Configure::load() によりロードされた設定ファイルは拡張子を必要としました。拡張子のために、設定ファイルのフォーマットを変更するのが困難でした。RC2では、拡張子を削除しなければなりません。Configure::read(‘app.php’) は、Configure::read(‘app’) と記述します。PHPベースの設定ファイルは、$config 変数ではなくデータを返します。$config 変数は非推奨になり、将来の3系リリースで削除される予定です。
ORMコールバックの一貫性
多くのORMコールバックで、$options パラメータの使い方が一貫していませんでした。すべてのコールバックで $options パラメータは配列オブジェクトを受け取ります。Query::formatResults() はクエリを引数として取ることはなくなりました。結果からクエリにアクセスする必要があるなら、クロージャを使用してください。
EventManager::detach() と EventManager::attach() が非推奨になった
これらのメソッドは on() と off() に置き換えられました。新しいメソッドは jQuery のメソッドのインターフェースに似せています。attach() と detach() は非推奨になり、将来の3系リリースで削除される予定です。
コアチームにJad Bitar (jadb)、Walther Lalk (dakota)、Anthony Grassiot (antograssiot) を迎えました。3.0.0を現代的にするのに助けになってくれました。
3.0.0のすべての変更点の一覧は移行ガイド(英語)をご覧ください。
結びに、3.0リリースに関わってくださったすべての皆さんに感謝します。
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